劇場版「空の境界」
第一章 第二章 第三章 第四章 第五章 第六章 第七章  
 
 第一章「俯瞰風景」
 
 昨日も書きましたが、もう一度書きます。

 動いている式はやっぱり最高だった。

 式に萌え殺されました…。
 意味分かんないですね。
 いや、だって、裸Yシャツとかハーゲンダッツ食べるとことかラストのほんとに一瞬だけ見える顔を赤らめる式とかいろいろあるけどたまらんっつーの。
 はい、落ち着きます。

 さて、この「俯瞰風景」ですが、小説では結構難解です。
 私も良く分かってない部分が多かったわけですが(あんなに何回も読んでるのにも関わらず…。)
 パンフレットの奈須さんのインタビューにもあったのですが、これは奈須さんの挑戦みたいなものみたいですね。
 これを読めるなら、続きも付いてこられるだろうというような。
 そんなお話なんですが、映像化されて随分と分かり易くなってました。
 しかし、この「俯瞰風景」で、こんなに戦闘シーンで魅せてくれるとは思いませんでした。
 ほんと必見だと思います。
 これは、これからの戦闘シーンに期待しないわけにはいかないです。
 最初に書いた通り、式には本当にやられたわけですが、坂本真綾さんの声の力も大きかったです。
 思ってた以上にぴったりでした。
 声と言えば、霧絵役の田中理恵さん、迫真の演技でしたね。
 というか、声に関しては、全員違和感なかったです。
 残念ながら、その昔同人で出たドラマCDを聴いたことなかったのが幸いだったのかもしれませんが。
 そういえば、橙子さん、初期の頃のデザインと違って随分色っぽいお姉さんになってますね…。
 個人的にはもちろんこちらのが良いんですけどね。
 後、映画館の大画面、大音響、の力って素晴らしい。
 音楽も結構良かったので、その映像と相まって、何度か鳥肌も。
 そんなこんなで、見に行って良かったです。
 これがたった1,000円で見れるなんて。
 次も絶対に見にいくだろうし、この「俯瞰風景」ももう一回くらい見に行きたい気もするし、DVDも買ってしまいそうな勢いです。
 ただ心配なことが一つ、監督が毎回変わるってどうなんだろう…。
 
 
   
 

 第二章「殺人考察(前)」 
 
 まずは一言。

 織の可愛さは異常なんじゃなかろうか…。

 いや、私はノーマルですよ?  まあ、パンフレットを読んだら、なんか織を可愛く描いたのは狙ったみたいですけどね。
 その狙いに見事にやられた私なのでした。

 今回は、前回の「俯瞰風景」に比べて、分かり易いってのはなかったです。
 こっちのが、原作に忠実というか。
 しかし、原作に忠実だったとしても、モノローグが少ないので、原作未読の人には意味わからないんじゃ…、とちょっと思ったりもしました。
 このモノローグを減らしたのは、奈須さんの意向で、映像でなんとかしろと無茶なことを言ったみたいなんですが、いや、原作読んでる、あるいは、読むこと前提ってのは映像作品としてどうなのよ…。
 なんて文句みたいなことを言いつつも、これでモノローグだらけだったら、映像化した意味ねえとか言って文句言ってたのは間違いないのですが。
 グロテスクなシーンのやばさは、相当なものでしたが、それでも、インパクト自体は「俯瞰風景」に比べて落ち着いたでしょうか。
 個人的に「俯瞰風景」は驚きの連続でしたから。
 原作の「殺人考察(前)」好きなんで、もちろん退屈はしなかったし、雰囲気がとても良く出ていたとは思います。
 ラストの、式と幹也の追いかけっこは、鬼気迫るというか、とにかく凄かった。
 相変わらずレベル高すぎな映像美に、音楽。
 基本的にたんたんと続いていくんだけど、これこそ空の境界の雰囲気と言った感じはします。
 せっかく映像化されるのだから、俯瞰風景のように映像化するからこそできることってのもあるけど、こうやって、原作の雰囲気に忠実にってのもやっぱりありですよね。
 高校生時代の二人が描かれるのは、この「殺人考察(前)」だけなんですが、幹也はあまり変わった感じはしないんですが、式の初々さ、拗ねたちょっと幼い表情、良いんじゃないでしょうか。
 とまあ、結局なんだかんだ言って大満足して帰ってきたわけですよ。

 第三章の予告やばかったなあ。
 また劇場に足運ぶの決定だなあ。
 痛覚残留は、個人的に、「殺人考察(後)」に続くお気に入り。
 式vs藤乃のバトルもすごいことになりそうだし、早く見たいです。

 こうやって、毎回公開される度に見に行って、パンフレットが七冊揃っているなんてことは、私の中ではもう決定事項になったのでした…。
 そして、じっくり見るために、DVD買おうか? なんて思っている私もいます。

 とまあ、このくらいにしておきます。
 
 
 

 第三章「痛覚残留」 
 
 まずは一言。
 藤乃も良いけど、式もやっぱり良いよね。
 
 そして、やっぱり期待を裏切られることはなく、面白かったねと。
 毎回監督違うのってどうなのよ、なんて第一章の時は思っていたりしたのですが、これは杞憂に終わりそうです。
 まあ、まだあと四つも残ってますけどね。
 
 しかし、この「痛覚残留」は映像化されると、ショッキングなシーンが多い。
 
 まず、冒頭からいきなりです。
 ぶっちゃけると、藤乃のレイプシーンが生々しく描かれるわけですが。
 いきなりのこれで、顔を背けてる人がいたんですけど、それも頷けます。
 その後も、なんどかそういうシーン出てきますしね。
 なんというか、モーニングショーもやってるわけだし、高校生なんかも見てるだろうし、大丈夫なのかこれ? なんてのが気になったり…。
 必要なシーンだとは思いますが、まさかここまでぼかさず描くとは思いませんでした。
 
 同様に衝撃だったのが、藤乃の殺人シーン。
 実は、捻って殺害っていうのは、小説読んでてもえぐいと思ってました。
 それが、この劇場版ではこれでもかってくらい描かれるわけです。
 これは、目を背けずに見るのはかなりきつかった。
 
 もちろんそんなショッキングなシーンばかりではありません。
 式と藤乃と鮮花が喫茶店で出会うシーン。
 なんというか、鮮花が緩衝材になっているというか、なんとも華やかなシーンです。
 あとは、橙子さんの髪を下ろした姿良かったです。
 というか、何気にデザインの変わった橙子さん良いんですけど…。
 
 そして、最大の見せ場であろう、式vs藤乃。
 なんというか壮絶で派手でした。
 ああ、この壊れちゃった藤乃良いなあ。
 是非このスタッフに桜ルートやってほしい、そんなことを思ってしまいました。
 一応元になってるらしいので、藤乃と桜は共通点が多いです。
 それでも、似て非なるものだとは思ってますが。
 と、ここで私が桜を絡めて書き出すと長くなりそうだし映画とは関係ないので割愛。
 ナイフ一本で、飛び回る式も素敵で格好良かった。
 それにしても、戦っていた橋ってあんなに大きかったのですね…。
 
 しかしまあ、レイプシーンとかそんなの関係無しで、藤乃の妖しさというかエロスは異常。
 痛々しさと相まって、とても直視できるようなものでもなかったのですが。
 それでも、藤乃を中心においた話としては、文句なしの出来なんじゃないでしょうか。
 藤乃役の能登さんも、かなりはまってましたね。
 霧絵役の田中理恵さん同様迫真の演技でした。
 なんというか、この空の境界、声に関しては、本当に成功してるんじゃないでしょうか。
 
 今回は、かなり説明的な部分は省かれてます。
 橙子さんもそうだし、小説で一番最初にある、超能力についての詳しいことなんてまるごと省かれてますしね。
 でも、これは映像化するにあたっては、当然のことかもしれませんし、特に違和感はなかったです。
 でも、幹也が藤乃を泊めるシーンがあんなにあっさり終わるとは思いませんでした…。
 
 で、今回も式は最高だった。
 幹也に気をつけるように言われて、顔を向けないまま答えたところとか、最後の最高の笑顔とか。
 これからも見せてくれるであろう、式が楽しみで仕方が無い。
 
 まだまだ語り足りないような気もしますが、このくらいにしておきます。
 
 
 

 第四章「伽藍の堂」 
 
 今回はちょっと心配でした…。
 この四章は映像化して果たして面白いのだろうか…。
 まあ、でも期待もあったんですよね。
 第一章 「俯瞰風景」であそこまで魅せてくれたというのもあるので。
 結局心配なんてのは杞憂に終わったわけですが。
 この四章をここまでのものとして映像化してくれれば、文句なんて言えるはずもない。
 というか、文句なんて無いですが。
 
 今回は橙子さんの語りが多かったイメージがあります。
 あの、続けてしゃべっている中で眼鏡をかけて自然に違和感なく切り替わってるシーンなんて、声優さんすげー、なんて素直に思いました。
 それにしても、小説初期の橙子さんに比べて、随分と色っぽいお姉さんになりましたねえ…。
 声の威力もあり、かなり良い感じです。
 この橙子役の本田貴子さん、実はこの『空の境界』で初めて聞いた名前なわけですが、気に入ってしまいそうです。
 何度も言っているような気がしますが、声優さんに関して本当に成功してますよね。
 
 式ですが、髪が長いのも良いんじゃないだろうかなんて…。
 その長い髪をナイフで無造作に切ってしまうシーンがあるのですが、これも含めてクライマックスシーンのバトルは鳥肌立ちっぱなしです。
 まさかこれがここまで派手なものになるなんて…。
 映像化されたからこそのものですね。
 もう小説は何度も読んでいるわけで、映像化するからこそってところにかなり力を入れてくれてるのが嬉しいです。
 もちろんラストだけじゃなくて、式が眠っている間に「」って書けば良いのかな? これの演出もすごい。
 薔薇に走る死の線に指を走らせるシーンなんかも…。
 いや、映像化するからこそなんてのは、当たり前なのかもしれないのですが、『空の境界』はそれが半端じゃないです。
 相変わらず背景の書き込みもすごいことになってますしね。
 
 で、忘れちゃならないのが音楽。
 もう、それぞれのシーンに合っていて、なんだ、えーと、とにかくすごかったです。
 
 とまあ、褒めっぱなしですな。
 
 次は『矛盾螺旋』です。
 実は、空の境界の中にあっては、それほど好きではないこのエピソード。
 ただ、映像化すれば一番化けるであろうと思ってるのは、この『矛盾螺旋』です。
 次にまた新宿まで行くのが楽しみで仕方が無い…。
 
 
 

 第五章「矛盾螺旋」 
 
 この「矛盾螺旋」ですが、原作ではかなり長いです。
 で、実は原作の中でこの章が一番好きでなかったりします。
 繰り返し読んでいる原作ですが、この章に関してはかなり流し読みしていたような気がします。
 まあ、なんというか、この章の主人公的な臙条巴が好きじゃないという…。
 こればっかりは個人的な好みなので仕方がないのですが…。
 実際に映像化されて、その好みが変わるわけもなく、というか、映像化されて余計その気持ちは強くなったというか。
 じゃあ、この映像化された第五章は駄目だったのかと言われれば、そんなわけないんですよね。
 
 今回は長かった。
 それは、原作でも上下巻にまたがっての章ですから、当然なのですが。
 その長さを感じさせないくらい、あっという間に終わった感じがするのはさすがですよね。
 ただ、あの時系列シャッフルは果たして良かったんでしょうか。
 はっきり言って、今まで以上に原作読んでいない人はさっぱりだと思います。
 逆に原作読んだ人にとっては、あの長い章をよくこれだけ上手く纏めたなあと思うかもしれません。
 難しいところですよね。
 
 これは、今までも言えることなんですが、ほんと残酷描写がきっついですね。
 あの文章を映像化するとこんなになるのかと、思わず目を背けそうになってしまいました。
 これ、年齢制限つける必要があるようね気がします。
 
 なんというか、アルバの噛ませ犬っぷりが笑える。
 本当は、結構すごい魔術師で、原作では同じ結末を迎えるにしても、それなりにすごいところを見せてくれるんですが、その辺さっぱりカットされてましたね…。
 まあ、逆にそれが良かったとは思います。
 でも、対橙子の魔術戦はもっと見たかったような…。
 まあ、尺を考えれば仕方が無いのですけど。
 あと、橙子さんの残忍さと、幹也達を気遣うというそのギャップが素敵でした。
 この映画のおかげで、私の中での橙子さんに対するお気に入り度がどんどん上がってます。
 
 そして、中田さん相変わらず格好良すぎ。
 
 今回期待していたこと。
 式の日本刀持っての大暴れ。
 やりすぎってくらい派手な戦闘を見せてくれました。
 満足です。
 
 そして、最後にこれだけは言っておかねばなるまい。
 
 式かわいいよ式。
 
 はい、ラストのあれは反則ですね。
 原作どおりで、もちろん好きな箇所なんだけど、映像化されて実際顔を赤くした式がぶっきらぼうに話す、その破壊力がやばかったです。
 
 次は、『忘却録音』です。
 次回予告のはっちゃけぶりに笑いました。
 実際、原作では大好きな『殺人考察(後)』の前とあって、結構好きな章のわりには、次の章を早く読みたいが為に流し読みしたりしてました。
 でも、これこそ映像化が楽しみになってしまいますよね。
 礼園女学院の制服を来た式が動き回るのが楽しみです。
 鮮花ももちろん。
 この二人のやりとりも楽しみです。
 
 もっと語るべきこと、語りたいことがあったような気がしますが、これくらいにしておきます。
 
 
 

 第六章「忘却録音」 
 
 うむ、あれだ、これだけ原作と変えたってのに驚きだ。
 原作どおりに進まないジレンマ、みたいなのは確かにありました。
 今まで、尺の都合で省く、ってのは多くあったにせよ、これだけ変更が加えられてはいませんだした。
 これは、賛否両論ありそうな気もします。
 この、『忘却録音』ですが、確かに鮮花メインのお話ではありますが、それだけじゃないんですよね。
 でも、鮮花メインのもの意外は、オマケだったり、ごっそり省かれてたり。
 式と皐月の戦いは物語においてもっと重要なものだったと思います。
 式と幹也との電話での会話は聞きたかったです。
 鮮花は式のことを本当に気に入らないみたいな感じですが、幹也のことがなければ嫌いじゃないむしろ…、てのが無かったし。
 とまあ、今回は、原作との差異とか省かれた部分とか簡単に済まされてしまったこととか、挙げだしたらキリが無い感じです。
 
 ここまでは、原作ファンの些細な戯言。
 
 それでも、劇場版での一時間は短く感じたわけですよ。
 面白かったんじゃないでしょうか。
 尺の都合はどうしてもあるわけで、そこはおもいきって鮮花を完全にメインにしたってのは、結構な英断だったのではないかと思います。
 いや、もう、鮮花の可愛いことといったら、スタッフの気合が見えてくるってもんです。
 「ぱんち」にはやられました。
 が、しかし、ちょっと騒ぎすぎ、やりすぎな感はありましたが。
 特に、前回の予告でもあった、「うふっ」はやりすぎでしょう。
 鮮花の少女時代、どう見ても凛にしか見えないですね。
 鮮花vs美沙夜、鮮花が良く動き、炎の出し方なんかも格好良く、かなり見ていて気持ちよかったです。
 そのでっかい妖精なに? とか思いましたが、鮮花に踵落としをくらうために出てきたのだと思えば良しとなりますね。
 とまあ、原作ファンの私としては、あれ? と思うことが多々ありつつ、アニメおたくの私としては充分満足したのでした。
 
 さて、ついに、次回は、ラスト、「殺人考察(後)」です。
 めちゃくちゃ楽しみであります。
 原作でも、一番好きな章なので、今から期待が膨らむ一方です。
 いや、本当に楽しみだぞ。


 

 第七章「殺人考察(後)」 
 
 ついに劇場版最後の空の境界です。
 私、原作で本当にこの「殺人考察(後)」大好きなんですよ。
 空の境界全てと言って良い程。
 もちろんそれまでの話があってこその物語ではあるのですが。
 そんな、原作がもう困ったくらいのお気に入りである章の映像化です。
 はい、期待を外されることはありませんでした。
 まあ、この章を映像化されるんだから、今までの出来からいって期待外れなんてのはあるわけないんですが。
 今回、少女時代、高校生時代、そして現在の式と、三種類見れたりするわけですが、最近何故か多い低めの真綾さんの声も良いけれど、こうやって比べてみると、やっぱり、高校生時代当たりの真綾さんの声いいですな。
 声と言えば、白純里緒の保志さんの演技が良かった。
 もう何度も言っているような気もしますが、空の境界の声の部分に関しては本当に良かった。
 
 そして、今回も式の破壊力は凄かった。
 いやー、もう、ED流れた後の式とか反則ですよ。
 お気に入りのシーンはたくさんあるんだけど、白純と戦い終わって二人とも傷だらけで抱き合うシーンとか、序盤の幹也と式の何気ないシーンとか、二人の電話シーンとか。
 でも、やっぱり一番はこのED流れた後でしょうか。
 
 さて、これで終わったと見せかけて、実は小説には原作のタイトルにもなっている、「空の境界」というエピローグ的な章がまだ残ってたりします。
 実はですね、私、あまりにも「殺人考察(後)」がお気に入りすぎて、原作を何度も読み返しているけれども、これを読まずに終わらせていることが多々あったりして…。
 いや、分かってるんですよ。
 これ読まなきゃ「空の境界」という一つの物語が終わらないってのも。
 何故式は幹也と初めてあったときのことを覚えていなかったのかとかそういう謎も残ってます。
 でもなあ、私はこの物語を読んだとき、当然「殺人考察(後)」まで幹也と女性人格である式との物語として読んできました。
 そこで、「殺人考察(後)」あの素晴らしいラストがあるわけですよ。
 そうしたら、式でも織でも無い真ん中のシキが出てきてしまいました。
 納得はしたけど、なんか相当ショックだったのを良く覚えてます。
 この章を好きな人も結構いるようなので、パンフレットでの映像化の話は朗報なのだろうけど、なんか複雑な私なのでした。
 
 しかし本当に終わってしまったんですねえ。
 これで映画館通いが無くなるかと思うと、寂しいですな。
 とにかく全七章楽しませてもらいました。
 
 こんな所で言っても仕方ないのだけど、本当にスタッフの皆さんお疲れ様でした!
 
 
 
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